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児玉北斗振付 新作ダンスパフォーマンス『Wound and Ground(β ver.)』
ダンスにおける身体と権力の関係性に挑みつづける振付家・児玉北斗が今春、新作ダンスパフォーマンス『Wound and Ground(β ver.)』を発表します。
2020年12月に京都で初演した前作『Pure Core』では、風営法におけるダンス規制の問題を舞踊史、精神医療、そして近代規範の社会史を参照しながら考察。身体の内的感覚に注視するソマティックな振付手法と、照明家・藤本隆行(Kinsei R&D)と作曲家・平野みどり(MimiCof)との協働による鮮烈な演出で、その哲学的・芸術的強度が高く評価されました。
前作のテーマを引き継ぎつつ、入退場自由で3時間という長時間に設定された今作『Wound and Ground(β ver.)』は、民俗学者・折口信夫が霊を地に鎮める行為と論じた「をどり」に立ち返り、場やモノ、音との有機的な共振の中でダンスならざるダンスを立ち上げるパフォーマンスです。この「踊ってはいけない国」で踊り続けるために、私達はこの身体で世界を動かそうともがき続けます。
今回の上演は、穂の国とよはし芸術劇場PLATのダンス・レジデンスの成果発表会として行うものですが、それに先駆け4月には森美術館にて、アーティスト・コレクティブChim↑Pomの『道を育てる』プロジェクトの一部として『Wound and Ground(β ver.)』に関連したリハーサル=ワークショップ=パフォーマンスも行います。
これまでの枠組みを超えた新たな展開に、どうぞご期待下さい。
☞メンバー|黒田健太、児玉北斗、武田真彦、竹宮華美、田中すみれ、藤田彩佳、益田さち、渡辺瑞帆
☞Website hokutokodama.com
☞成果発表
2022年5月21日(土)12:30-15:30予定
@穂の国とよはし芸術劇場PLAT(愛知県・豊橋市)
https://www.toyohashi-at.jp/event/workshop.php?id=472
☞関連イベント
2022年4月16日(土)13:00-18:00ごろ『Wound and Ground(β ver.)』に関連するリハーサル=ワークショップ=パフォーマンスを行います。
@Chim↑Pom展:ハッピースプリング(東京都・森美術館)
☞参考|『Pure Core』(初演:2020年12月)
児玉北斗振付『Pure Core』に関する情報はこちらへ。
For the information on the new work “Pure Core”, click here.